芬Jollaは7日(現地時間)、同社のハードウェア部門を分社化することを正式に発表しました。
画像は「Jolla」のもの
Jollaは、独自開発のOS「Sailfish OS」を武器に、同社初のスマートフォン「Jolla」やKickstarter上で人気を博した「Jolla Tablet」(過去記事[1]、[2])を発売、一定のユーザー層から高い評価を獲得していたフィンランドの携帯電話メーカーです。
同社の発表によると、今後はSailfish OSのライセンス事業および同OSの開発に注力することによってシェアの拡大を図るとのこと。また、ハードウェア製造に関しては、設立される新会社に引き継がれることになることも明らかにされました。
なお、今年5月中旬には、ロシア政府とJollaとの間パートナーシップ形成が報じられており(過去記事)、その時点で既にSailfish OSを中心に据えたJollaの新体制は始動していたことも考えられます。はたして、目論見通りにシェアを増大させることはできるのでしょうか。続報に要注目です。