前衛的すぎるアート作品「BBAのパンTea」に理解が追いつかない | ニコニコニュース

「BBAのパンTea」
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現代アーティストのサムライ・マサさんによる作品「BBAのパンTea」が、現代アート作品の通信販売サイト・タグボートにて販売を開始した。

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この作品は、“ババアのパンツ”と称した女性物のパンツを、紅茶を表現したキャンドルジェルの中に沈めるという、かなり前衛的すぎる美術作品。価格は100万円

現在、購入はタグボートでのみ受け付けており、作品は2・3週間程度で発送されるとのこと。

お値段100万円、一生物のババアのパンツ

「BBAのパンTea」は、「パンツで世界中の人を幸せにする」をテーマに、デジタルアート作品などを手がけているサムライ・マサさんによる美術作品。

マサさんは、人間の老化やその先にある死を見据え、人生の無常観や生存の儚さを「紅茶に浸してこして、いっそのこと飲み干してしまえ」というイメージでこの作品を制作したという。

紅茶を再現したキャンドルジェルの中にまんべんなく浸っているパンツは、近所のスーパーで購入したもので、「ババアのパンツ」という名称は妙なリアル感を作品に付与している。

作品の購入ページでは、「腐敗の心配はございません。持ち運びも容易に可能です。」との記載があるが、どういった用途で使う(?)のが正解なのだろうか……。想像は膨らむばかりだ。

作品に関して、制作者のマサさんは以下のようにコメントを寄せている。

人間産まれた時から死を背負って生きているんですよね。老化はあらがえないけど、それを悲観してもしょうがない。ネガティブな部分も含めて紅茶にこして飲み込んでしまうという発想が究極の人間愛だと思っています。
サムライ・マサさんのコメント

パンツで人を幸せにする、パンツアーティストとは?


サムライ・マサさんは、19歳でアニメーション業界に入り、美術監督として活動後、大人気テレビアニメ「名探偵コナン」などのアニメーション美術、映画美術などを担当。現在はCGアーティストとして活躍している。

しかし、さまざまなデジタルアート作品を制作する中で、パンツという奥深いテーマに出会い、「幸福と平和のシンボルとしてのパンツの可能性」を追求する、パンツアーティストとして活動することを決意したそうだ。

これまでマサさんは、3DCGで作った本物そっくりのパンツ47枚と、指揮者のサムライ・マサさんによるパンツオーケストラ「パンツ交響楽団 PNT48」の動画を公開。

これは、パンツが12種類の楽器の動きを表現して演奏するというアニメーション映像を、プロジェクターでスクリーンに上映し、それに向かって、サムライ・マサさんが指揮をとるという「デジタル映像×音楽×パフォーマンス」を融合した現代アート作品で、ネットではそのシュールすぎる映像が話題となった。

今後も、我々の理解が追いつかないほど壮大なテーマのもと、「パンツ」に秘められている無限の可能性を引き出すアート作品を続々と生み出してくれそうだ。