米マイクロソフトは8日(現地時間)、同社CEOのサティア・ナデラ氏から従業員に宛てられたEメールの内容を、Webサイト上に公開しました。
今回公開されたメールでは、ナデラ氏によって今後の戦略についての情報が開示されており、今後のスマートフォン事業の戦略についても言及されています。
氏によると、同社のスマートフォン事業は「スマートフォン事業のみを独立して成長させる戦略から、活気あるWindows全体のエコシステムを成長および創出する戦略」への転換を進め、今後は以下の3つの分野に注力していくとのことです。
- 低価格端末(必要とされる通信サービスを提供する)
- エンタープライズ向け端末(最高の管理機能、安全性および生産性を提供する)
- フラッグシップ端末(Windowsファンに ”愛される” 製品を提供する)
また今回、ナデラ氏はこの先数ヵ月間をかけて、7,800名の従業員の大規模解雇を実施する計画を明らかにしており、前述の計画と合わせてスマートフォン事業の ”fundamental restructuring(抜本的な改革)” の一環であると強調しています。
長年マイクロソフトが目標として掲げる ”第3のモバイルOS” としての立ち位置を、はたして「Windows 10 Mobile」の登場を契機として、ついに確立させることができるのでしょうか。
[Microsoft via Phone Arena]