間近で見たい!
現在ロシア宇宙連邦局は、極東ロシアに新しい宇宙基地である、ボストチヌイ宇宙基地を建設しています。ロシアはこれまで、ソ連時代に作ったバイコヌール宇宙基地を使ってきました。この基地は人類初の有人宇宙飛行が行われたことでも有名です。
しかしソ連崩壊後、基地はカザフスタンの領地になってしまったので、高額な使用料が必要でした。また老朽化も進んでいたので、ロシアはバイコヌールのはるか東、ボストチヌイに新しい宇宙基地を作ることを決めました。
ボストチヌイ宇宙基地の建設にはさまざまなトラブルがありましたが、ようやく発射台が形になってきました。ロシア宇宙連邦局の専門家たちは、司令所への機器の搬入を終え、ロケットを運ぶ列車のための準備に取り掛かっています。
新しい基地では合計7つの発射台が建設される予定です。順調に進めば、今年にもLD1と呼ばれる発射台で、ソユーズ2の打ち上げが行われる予定です。また、ロシア連邦宇宙局はボストチヌイ宇宙基地の写真をフェイスブックやFlickr、VKで公開しています。スペースシャトルを支えるための巨大な装置や通信用のパラボラアンテナがありますね。下の写真から、基地の建設が進んでいく様子を確認することができます。
image by Igor Ageenko/Roscosmos
Attila Nagy - Gizmodo US[原文]
(谷垣友喜)