東芝の田中久雄社長
共同通信社

 東芝の田中久雄社長(64)が不適切会計問題の責任を取り、辞任する見通しになったことが11日、分かった。第三者委員会の調査で、過大な利益目標の達成を迫ったと受け取れる部下とのメールなどが見つかり、辞任は避けられない情勢になった。

 東芝は会計問題で、前社長の佐々木則夫副会長(66)に続き、田中社長が引責辞任に追い込まれる異例の事態となる。17日にもまとまる第三者委員会の調査結果を踏まえ、佐々木、田中両氏の進退問題を正式に決める方針。