パリ・サンジェルマンに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、移籍先の候補にバイエルンを希望していることが明らかになった。10日付のイギリス紙『デイリー・メール』など各紙が報じている。
現在33歳のイブラヒモヴィッチは、パリ・サンジェルマンとの契約を2016年6月30日まで残しているが、フランス国内で批判を浴びたことなどから移籍が取り沙汰されている。移籍先の候補として挙げられているのは日本代表FW本田圭佑が所属する古巣のミランやローマ。更にプレミアリーグの複数クラブも候補として挙げられている。
そして、ここにきてドイツ移籍の可能性まで浮上した。イブラヒモヴィッチはドイツのサッカー専門誌『11Freunde』のインタビューで「ブンデスリーガはおもしろいリーグだ。いつの日かプレーをする機会があるかもしれない。引退までは時間がある。もしドイツに行くとしたら、プレーするのはバイエルンしかない。彼らは世界で5本指に入る強豪だからな」とコメントし、ブンデスリーガでプレーする場合はバイエルンへ移籍することを望んでいるという。
ただし、同選手にはバイエルンへ移籍するにあたって一つの問題を乗り越えなくてはならない。その問題というのは、バイエルンを率いているのがかつてバルセロナ時代に指導を受けたジョゼップ・グアルディオラ監督であるということ。イブラヒモヴィッチとグアルディオラ監督は“犬猿の仲”にあるとされ、同選手は自伝『I AM ZLATAN』の中でもグアルディオラ監督を痛烈に批判していた。
果たしてイブラヒモヴィッチは関係修復し、バイエルンのユニフォームに袖を通すのか、去就に注目が集まる。