【ニューデリー時事】バングラデシュ北部マイメンシンで10日、衣料の無料配布イベントに集まった人々が相次いで転倒し、地元メディアによれば、少なくとも25人が死亡した。犠牲者の大半は女性という。

 報道によると、地元の企業経営者が自らの工場でイベントを企画。前日夜から集まった約1500人が早朝の開門と同時に敷地内になだれ込もうとして転倒した。

 警察当局は安全対策を怠った疑いで、企業経営者ら数人の身柄を拘束した。

 イスラム教を国教とするバングラデシュでは、ラマダン(断食月)の最中で、こうした慈善事業が各地で行われている。