エンタープライズってことは、企業向け?
いつの間にか表舞台から姿を消したグーグル・グラス。ところがその後継機ともいうべき「グーグル・グラス エンタープライズエディション(以下、EE版)」の開発が進んでいることが、複数から指摘されているんです。
まずその詳細を報じた9to5Googleによると、グーグル・グラス EE版はより大きなプリズムディスプレイ(レンズ前の画面)を搭載し、画面が見やすくなるんだそうです。私も前モデルのグーグル・グラス エクスプローラーエディションを試したことがあるのですが、正直ディスプレイがかなり小さく慣れが必要な印象でした。より広く市場に受け入れてもらうには、この改善はマストでしょう。
また、プロセッサはインテルのAtomに強化。このインテルのプロセッサは高性能なだけでなく、省電力なためにバッテリー駆動時間の延長をもたらしてくれます。さらに、外付けバッテリーの搭載も計画されているとのこと。外付けバッテリーをつければかなり駆動時間が伸びそうですが、それでも重いアプリを動かした場合、1日中使えることはないそうです。ほんと、ウェアラブルガジェットはバッテリーとの戦いですね。
先週、認証機関のFCCにグーグル・グラス エンタープライズエディションと思われる端末「A4R-GG1」が登場したりと、どうやら水面下で開発中らしいグーグルグラスの後継機。いつ披露されるのかなどは全く不明ですが、メガネ型コンピューターの芽は今後も消えてほしくないものです。
source: 9to5Google
(塚本直樹)