The Informationは9日(現地時間)、米Googleと中国Huaweiが共同で開発を進めている次世代「Nexus」スマートフォンが、今秋にも発表される見込みと報じています。
既にこれまでにも、次世代Nexusの開発がLGとHuaweiの2社によって行われている可能性が指摘されてきたほか、先月中旬にはHuaweiの英国支社の従業員を名乗る人物によって、実際にHuaweiがNexusスマートフォンの開発を行っていることを認める情報もリークされています(過去記事)。
しかし今回、これまでの情報の信憑性を裏付けるかのような情報が、改めて伝えられることとなりました。両者の間に結ばれているパートナーシップには、それぞれの弱点を補完し合うという意図が存在すると、The Vergeは指摘しています。
Googleは、中国市場で公式Androidアプリストアを開設するための ”前進基地” を確保するために、またHuaweiは同社の評価が十分ではない欧州市場における存在感と販売力を強化するために、手を取り合ったということのようです。
Huawei製のNexusデバイスは、「Nexus 6」の後継モデルとなる?
確かに ”Googleの純正品” としての意味合いが強いNexusシリーズの製造を手掛けることは、その企業に対する信頼度や評価を向上させる上では非常に効果的な手段であるように思われます。Googleにしても、Huaweiは中国市場では常にトップ争いに名を連ねる大企業であり、協力する相手としては不足のない存在と言えます。
なお、以前の情報によると、Huawei製の新型Nexusスマートフォンは、「5.7インチ WQHD(2560×1440)ディスプレイ」と「Snapdragon 810」を搭載し、正式版の「Android M」とともに10月頃にも正式発表される見込みとのことです。
[The Information via The Verge]