元隊員が書いた「家族への手紙」(画像の一部をモザイク処理しています)
共同通信社

 陸上自衛隊北部方面総監部(札幌市)で2010年7月、当時の千葉徳次郎総監が「家族への手紙」を書くよう指示していたことが11日、元隊員などへの取材で分かった。各部隊長を通じ指示を受けた隊員の一部は「遺書を書かされたと感じた」と証言している。

 総監部は、取材に対し「着任した総監が服務指導の一環で、家族に手紙を書くよう指示したのは事実だが遺書ではない。強制でなく任意だった」と説明。指示は総監が退任する12年7月まで続いたという。