ビジネスシーンの潤滑油として飛び交う「社交辞令」。大人のお約束としてわきまえておきたいところだが、時には「嘘っぽいなぁ…」と思ってしまうことも。そこで、「最もよく使う社交辞令」と「一番嘘っぽい社交辞令」について、20~30代の会社員224人(男性112人、女性112人)に調査した。(協力/ファストアスク)
■よく使う社交辞令TOP10
1位 「参考にさせていただきます/参考になります」21.4%
社会人なら一度は口に(&耳に)したことがありそうなフレーズがズラリ。こんなセリフがスムーズに口から出るようになったら、一人前の社会人…といえるのかも?
しかし、やはり社交辞令は相手にそれとわかってしまうことも多いもの。そこで、言われる側に立った時に「嘘っぽいな=これは社交辞令だな」と感じるフレーズについて尋ねたところ、次のような結果になった。
■言われると「社交辞令」だと感じるフレーズTOP10
1位 「一度(ずっと)お会いしたいと思っていました」13.4%
1位の「ずっとお会いしたいと思っていました」に対しては、「不自然」(25歳・女性)、「社外に自分の評判が伝わっているとは思わない」(29歳・女性)など、「嘘くさい」という意見が多数。
また、2位の「飲みにいきましょう」には、「(そう言われて)行ったことがない」(39歳・男性)、「自分自身が社交辞令でよく使う」(32歳・女性)などの実体験が。同じく2位の「前向きに検討します」には、「断りきれないときの常套句」(39歳・女性)といった意見が寄せられた。
このほか、4~10位の理由は以下のとおり。
【4位「近くに来たら、いつでもお立ちより下さい」】
【5位「もうお帰りになるんですか。残念だな」】
【6位「お噂はかねがね伺っています」】
【6位「また近いうちにお会いしましょう」】
【6位「さすが○○さんですね」】
【9位「ご一緒できて光栄です」】
【10位「お若いですね」】
明らかにお互い「本音ではない」とわかっていても、ビジネスシーンでは欠かすことができない社交辞令。大人のビジネスマンには、やりすぎに注意しつつ上手に本音と建前を使いこなす“暗黙のルール”が求められているようだ。
※当記事は2015年07月11日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。