「社交辞令だろ」と思う言葉TOP10 | ニコニコニュース

社交辞令を使ったことがないという人は16.1%。本音だけで仕事を進められるのは、自分に正直だから? それとも、褒め言葉が本心から出るくらい周りの人に恵まれているから?写真提供:naka / PIXTA(ピクスタ)
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ビジネスシーンの潤滑油として飛び交う「社交辞令」。大人のお約束としてわきまえておきたいところだが、時には「嘘っぽいなぁ…」と思ってしまうことも。そこで、「最もよく使う社交辞令」と「一番嘘っぽい社交辞令」について、20~30代の会社員224人(男性112人、女性112人)に調査した。(協力/ファストアスク)

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■よく使う社交辞令TOP10


(22の選択肢のなかから、4つまで回答)

1位 「参考にさせていただきます/参考になります」21.4%


2位 「勉強になります」21.0%
3位 「また近いうちにお会いしましょう」19.2%
4位 「前向きに検討します」18.8%
5位 「今度飲みに行きましょう/飲みに連れていってください」18.3%
6位 「ご一緒できて光栄です」17.4%
7位 すべて使ったことはない 16.1%
8位 「何かあれば(お役に立てそうなことがあれば)お気軽にお声掛けください」13.8%
9位 「またお仕事ご一緒させてください」12.9%
10位 「近くに来たらいつでもお立ち寄りください」12.1%

社会人なら一度は口に(&耳に)したことがありそうなフレーズがズラリ。こんなセリフがスムーズに口から出るようになったら、一人前の社会人…といえるのかも?

しかし、やはり社交辞令は相手にそれとわかってしまうことも多いもの。そこで、言われる側に立った時に「嘘っぽいな=これは社交辞令だな」と感じるフレーズについて尋ねたところ、次のような結果になった。

■言われると「社交辞令」だと感じるフレーズTOP10


(22の選択肢から1つを選択)

1位 「一度(ずっと)お会いしたいと思っていました」13.4%


2位 「今度飲みに行きましょう/飲みに連れていってください」12.5%
2位 「前向きに検討します」12.5%
4位 「近くに来たら、いつでもお立ち寄りください」8.0%
5位 「もうお帰りになるんですか。残念だな」7.6%
6位 「お噂はかねがね伺っています」5.8%
6位 「また近いうちにお会いしましょう」5.8%
6位 「さすが○○さんですね」5.8%
9位 「ご一緒できて光栄です」4.9%
10位 「お若いですね/お若く見えますね」4.0%

1位の「ずっとお会いしたいと思っていました」に対しては、「不自然」(25歳・女性)、「社外に自分の評判が伝わっているとは思わない」(29歳・女性)など、「嘘くさい」という意見が多数。

また、2位の「飲みにいきましょう」には、「(そう言われて)行ったことがない」(39歳・男性)、「自分自身が社交辞令でよく使う」(32歳・女性)などの実体験が。同じく2位の「前向きに検討します」には、「断りきれないときの常套句」(39歳・女性)といった意見が寄せられた。

このほか、4~10位の理由は以下のとおり。

【4位「近くに来たら、いつでもお立ちより下さい」】


「実際自分がこられたら迷惑」(22歳・女性)

【5位「もうお帰りになるんですか。残念だな」】


「仕事上では、この言葉は社交辞令としか受け取れない」(31歳・女性)

【6位「お噂はかねがね伺っています」】


「どんな噂をされているんだと逆に不安になる」(29歳・女性)

【6位「また近いうちにお会いしましょう」】


「期限の定めの無い大人の“いつか”は、永遠に来ない」(25歳・女性)

【6位「さすが○○さんですね」】


「言われる時の感情がこもっていなかったから」(29歳・女性)

【9位「ご一緒できて光栄です」】


「よく聞く言葉だから」(25歳・男性)

【10位「お若いですね」】


「無難でだれでもうれしい言葉」(23歳・女性)

明らかにお互い「本音ではない」とわかっていても、ビジネスシーンでは欠かすことができない社交辞令。大人のビジネスマンには、やりすぎに注意しつつ上手に本音と建前を使いこなす“暗黙のルール”が求められているようだ。


(有栖川匠)

※当記事は2015年07月11日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。