みんな一度は言ったはず! 子どものころ特有の言い回し「いちぬけぴ」「タンマ!」「地球が何回まわった時?」 | ニコニコニュース

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鬼ごっこをするとき、鬼に 「バリア 」を張ったり、 「タンマ 」をかけたり、子どものときに使っていた独特の言い回しってありますよね。いま思い出すと懐かしくなることもあるのではないでしょうか。そんな子ども特有の言い回しについて、社会人のみなさんに聞いてみました!

●ちょっと待ってほしいときに使っていた言葉
・「タンマタンマ!」鬼ごっこ等で相手に追い詰められたりしたとき。かなり使っていた(男性/31歳/長崎県)
「バリア。鬼ごっこをしていて靴が脱げたときなどに(男性/30歳/兵庫県)

上司に頼み事をされた時はタンマ! を使いましょう。効かなかったらバリアも駆使してみてください。怒られる覚悟は必要ですが……。

●おとなが絶対だったあの頃
・「いーけないんだいーけないんだーせーんせいに言ってやろう」というが実際先生には言わない(女性/33歳/愛知県)
・「ごめんで済んだら警察いらんわ!」ふざけたのを謝られても許せないときに冗談半分で使う(女性/30歳/奈良県)
・「嘘ついたら泥棒の始まり!」(女性/21歳/神奈川県)

「ごめんで済んだら警察はいらない」とは、有無を言わさぬ正論ですね。あの頃の先生やおまわりさんは、特に大きな存在でした。

●いつのまにか口ずさんでいたあのメロディー
・ゆびきりげんまん。針何万本飲まなきゃいけないんだろう……(女性/29歳/東京都)
・「どちらにしようかな、天の神様の言う通り!」何かを選ぶときは、いつも使っていた(女性/32歳/東京都)

「ゆびきりげんまん」は、遊女が客に愛を誓うために小指を切断していたことに由来しているそうです。ちなみに 「拳万=げんまん」は1万回殴るの意味。実は重みのある言葉だったんですね。

●子どもながらの屁理屈
・「何年何月何日何時何分何秒? 地球が何回まわった時?」(男性/22歳/大阪府)
・「命かける?」と言って問いただすこと(女性/24歳/山口県)
・「一生のお願い」を連呼する。同じ人から何度一生分のお願いをされたことか……(女性/23歳/東京都)

私の地域では 「何時何分何曜日? 地球が何回まわったとき?」でした。地域によって細かいニュアンスに違いがあるようですね。「地球が回ってるんじゃねえ、俺が地球を回してるんだ」と回答していた友人を思い出します。

●一度は聞いたことがある言い回し
・いちぬけぴ。帰りたいときや遊びに飽きたとき、こう言ってみんな抜けていった(女性/22歳/北海道)
・えんがちょ。縁を切りたい時に使う(女性/40歳/東京都)

「いちぬけぴ」は、最初のひとりが言うと結局解散になることが多かったので、筆者の中の切ないワードにランクインしています。

●地方・年代特有の懐かしい言い回し
・「あ、UFOだ!」みたいなことを言って、相手がそっちを見ると「バカが見るー」って言ってた(男性/35歳/北海道)
・透明ランナー。少人数で野球をやる時に使う(男性/39歳/埼玉県)
・小学生の頃、なにかしでかした時や馬鹿なミスをした時に、「坊やだからさ!」というのが流行っていた(男性/42歳/栃木県)

「坊やだからさ」はガンダムの登場人物シャア・アズブルの台詞から来ているそうです。筆者はガンダム世代ではありませんが、アニメのセリフは子ども心に印象に残りますよね。

みなさんが子どもの頃に使っていた言い回しはありましたか? 思いのほか、年代や地域に関係なく、同じような回答が寄せられました。懐かしさに境界線はないようですね。子どもらしく屁理屈っぽいものから、驚くほど正論なものまでさまざまでしたが、いつの時代も子どもは純粋で自由な存在であってほしいと思いますね。

文・すも(清談社)