女優の綾瀬はるかさんが13日、東京・渋谷のNHKで行われた大河ファンタジー「精霊の守(も)り人」の新キャスト発表会見に、肩と背中を露出した濃紺のドレス姿で登場した。会見には、新たに出演が決まった女優の木村文乃さんや高島礼子さん、俳優の藤原竜也さん、子役の小林颯君も出席。綾瀬さんは、颯君から「綾瀬さんはすごくキレイで優しい。特にくしゃみが可愛いです」との褒め言葉に照れ笑いを浮かべていた。
「精霊の守り人」は、「鹿の王」で第12回本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説「守り人」シリーズが原作。短槍(たんそう)使いの女用心棒バルサと、この世と重なって存在する異世界の水の精霊ニュンガ・ロ・イムの卵を宿したため、命を狙われるようになった新ヨゴ皇国の皇子チャグムとの冒険を描くファンタジー。2007年には、「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズなどで知られる神山健治監督によりテレビアニメ化もされた。ドラマは、大河ドラマで培ったノウハウと最新の映像技術を駆使し、全編4Kで制作。「守り人」シリーズ全10巻をドラマ化する。
綾瀬さんは母子のような関係にもなるチャグム役の颯君について「すごく可愛くて、お芝居をすると王子らしく、頑張っている感じも可愛くて目が離せない」と笑顔で語った。また、「バルサはいろいろなものを背負っている女性で、そんなバルサがチャグムと出会って変わっていく人間ドラマをしっかりと、ファンタジーやアクションももりもり詰め込んで3年を駆け抜けたい」と目を輝かせていた。
NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」のシーズン1(全4回)は2016年3月から放送される。