シャープは13日、同社と芙蓉総合リースが共同出資するクリスタル・クリア・ソーラーが、福島県で「シャープ富岡太陽光発電所」の商業運転を6月30日に開始したと発表した。福島県内で初めて合同会社が稼働する太陽光発電所となるという。
○富岡工業団地内でメガソーラー稼動
同発電所では、シャープが合同会社より開発・建設から運転保守・管理まで委託を受け、発電事業を行う。設置容量は約2.19メガワット-dc(direct current:直接電流)、年間予測発電量は約238万キロワット時で、一般的な家庭の年間消費電力量に置き換えると約663世帯分に当たる。所在地は福島県双葉郡富岡町大字本岡字赤木(富岡工業団地内)で、東京電力福島第1原子力発電所から20キロ圏内。敷地面積は約3万1,000平方メートル。
シャープは、今後も太陽光発電所の建設および発電事業を積極的に推進し、再生可能エネルギーの普及に努めていくとしている。
(御木本千春)