東京ディズニーリゾートのオフィシャルホテル、ヒルトン東京ベイの有名デザートブッフェスポット:ロビーラウンジが7月10日よりリニューアル。「lounge O(ラウンジ・オー)」として新たにオープンした。
内装は“光の泡”をイメージし、ブッフェ台やテーブル、カーペットの模様やランプフードに至るまで、全てが円系のモチーフで統一された空間に。そして、変化はそんな見た目だけでなく、ブッフェメニューにも食感が楽しい粒状のアイスクリーム:dippin'dotsも新たに加わった。
この日はリニューアルオープンを記念したセレモニーも開催され、集まった招待客を相手にパティシエたちが「ディッシュアップレッスン」としてお皿への美しい盛り付け術を実演。美味しそうな料理の写真をスマホで撮影してSNSで共有……というのはもはや常識だが、ことスイーツブッフェで盛り付けは当然セルフサービス。だからこそ美しい盛り付け方法を知ることは大事なようで、お客さんもみなパティシエのレッスンに熱心に耳を傾けていた。
レッスンでは、バニラやラズベリー、カスタードやピスタチオなど、色とりどりのソースやお菓子、フルーツを使用。円を描くようにソースを使ったり、しずく状に垂らしてみたり、キャラメルソースとチョコレートソースのW使いでシックな色合いにしたり。さらにはフルーツを対角線上に配置するといった工夫など様々なテクニックが惜しげも無く披露された(これは、例えばサラダとドレッシングの盛り付けなどにも応用が効きそう!)。
その後は、招待客から抽選で選ばれた15名がブッフェ台に立ち、盛りつけの優劣を競うコンテストも開催。皿の中央に見た目が美しくまとまっているということで勝者が決定。下記の画像が上位3皿だ。
優勝した参加者には客室「ヒルトンルーム」の朝食付きペア宿泊券がプレゼントされた。
その後はブッフェメニューも開放されたので、(時間(と胃袋)の都合もあり全種類食べ比べはできなかったが)一部メニューを抜粋して紹介しよう。
何層にも重なるフランス生まれのケーキ、オペラ。コーヒーの苦味&甘味のハーモニーが最高。
季節フルーツのミルフィーユはカスタードの風味が濃厚。円形のミルフィーユはちょっと珍しいかも。
さわやかな酸味があとを引く檸檬パイ。生クリームの甘さも控えめで、酸味と甘みのバランスも絶妙。
チョコレートファウンテン。イチゴやメロンなどのフルーツも円形にカットされるなど、芸が細かい!
エビや貝柱、カニカマなど、具沢山な茶碗蒸し。スイーツじゃないけど美味しかったので(笑)。
ひとつひつとつの料理が総じて小ぶりなサイズで1人でも食べ比べしやすいのが◎。とはいえ全種類を比較するにはみんなで挑戦するのがよいかと。
なお、リニューアルは「lounge O」だけではなく、7月17日(金)には6階客室「ヒルトンルーム」の92室もリニューアル(2016年6月には7階部分も含め改装される)。そこは、クラシカルモダンをコンセプトに、カーペットには格子模様、銅版風の壁紙、さらには障子といった和の要素がふんだんに取り入れられ、まるで旅館のよう。7月17日から9月30日(水)まではtsumori chisatoブランドの浴衣が購入できるプランもあるということなので、ホテルから浴衣で東京ディズニーランドにお出かけ……なんてことも楽しそうだ。
さらに、ホテル1階にはテイクアウトデリ「フレッシュ・コネクション」がオープン。サラダやパスタ、ホテルで焼き上げるパニーニやピザ、パティシエによるペストリーといったメニューが購入できるだけでなく、客室への配達などルームサービスがわりにも利用できるとのこと。こちら、朝の7時から23時までと営業時間が長いので、お世話になる機会も多そう。