ウィキリークス、Hacking Teamのメールを絶賛公開中

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キーワード検索もできるという周到さです。

先日もお伝えした、イタリアの政府向けスパイ用ソフト会社Hacking Teamがハッキングされた事件。現在、ハッキングで流出した百万通を超える電子メールが、ウィキリークスで絶賛公開中です。

公開されているメールからは、人権問題で国際社会から非難の的になっているスーダンやエチオピア、その暴力性で悪名高いバングラデシュ警察にデジタル外人部隊として雇われていたことが見てとれます。

Hacking Teamの強力なソフトの更新とメンテナンスに、FBIが80万ドル(約9600万円)以上ものお金を払っていたことも、これらのメールが暴露しています。しかもFBIは他にも同じようなツールを持っていて、Hacking Teamのソフトはバックアップなのにもかかわらず、です。

ちなみに今回のハッキングの犯人はアノニマス説がささやかれています。Hacking Teamは各国政府の代わりにアノニマスと戦ってきたことから、不興を買っていたよう。実際、アノニマスのイタリア人メンバーが物理的に(ハッキングではなく!)ミラノの本社に押し入り、破壊行為に及んだことがCEOのDavid Vincenzetti氏と他の社員とのメールのやりとりからわかっています。

これらのメールはこちらで検索できますので、怖いもの見たさで気になる方はどうぞ。思わず「Japan」というキーワードで検索したところ、Hacking Teamが日本へ出張して、某省庁と面会していたっぽいメールが出てきたので、そっとブラウザを閉じました…。


Kate Knibbs - Gizmodo US[原文
(conejo)

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