『D.Gray-man』連載再開も間近!! それでも、不安は"『BASTARD!! -暗黒の破壊神』化" | ニコニコニュース

『ジャンプSQ.』内『ジャンプSQ.CROWN』より。
おたぽる

 今月17日に創刊される「ジャンプSQ.CROWN」のホームページ上で、『D.Gray-man』の連載再開というビッグニュースが発表された。2013年1月を最後に連載がストップしていただけに、再開のニュースにより「待ってました!」「D灰!D灰!(『D.Gray-man』の愛称)」と、ファンを喜ばせている。

 2004年に「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)で連載が始まった、星野桂氏の『D.Gray-man』。軍事機関「黒の教団」に所属する聖職者"エクソシスト"と、悪性兵器"AKUMA"を製造する千年伯爵率いる「ノアの一族」の戦いを描く人気マンガだ。

 しかし、病気が原因で度々の休載となり「ジャンプ」から離れることに。その後、「赤マルジャンプ2009SUMMER」で一話(187夜)だけ掲載し、以降は「ジャンプスクエア」に活躍の場所を移した。しかし、やはり休載が多く、今回の「ジャンプSQ.CROWN」での連載再開のニュースに対しても、「大丈夫なの?休載→移籍→休載→移籍の繰り返しじゃない?」「体大丈夫ですか、星野先生」など、心配するファンの声が多い。

 こうした『D.Gray-man』と似た境遇で、忘れてはいけないのがマンガ『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』(以下、『BASTARD!!』)だ。1988年に「ジャンプ」で連載を開始した『BASTARD!!』は、マニアックな世界観でコアなファンの獲得に成功。しかし、順調に物語が進む中、"作者腰痛"を理由に連載終了。ところが、終了したはずにも関わらず1990年に「ジャンプ」の季刊で復活してファンを驚かせた。その後「ジャンプ」に戻ったものの、今度は「ウルトラジャンプ」へと移し、現在は不定期連載。単行本も2012年3月に発売された27巻が最新刊となっているが、27巻の紹介では"人類存亡を賭けた「罪と罰編『断章』」、そして堕天した熾天使・ウリエルとの死闘を描いた「背徳の掟編 最終節」をつなぐ新章開幕!"と謳われるなど、物語はまだまだ終わる様相を見せない。

 晴れて連載が再開される『D.Gray-man』。『BASTARD!!』と同じ轍を踏まないようにしてもらいたいところだが、まずは17日の「ジャンプSQ.CROWN」を楽しみに待ちたい。