来月に発売が迫る、ニンテンドー3DS用RPG『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(以下、『ドラクエ8』)。先日公開されたパッケージイラストを見たファンからは、「タンバリンがいない...」という嘆きの声が上がっている。
2004年11月にプレイステーション2(以下、PS2)用ソフトとして発売された『ドラクエ8』。3D化、2頭身キャラクターからリアルな描画、バトル時に主人公たちの動きが見えるなど、従来の『ドラクエ』からの大きな変更はファンに受け入れられ大ヒット。2013年にはスマートフォン移植版も発売された。
そして、いよいよ来月27日に発売となる3DS版『ドラクエ8』。今回、パッケージ版の初回生産特典とダウンロード版の早期購入特典と共に、ついに鳥山明氏の描き下ろしのパッケージイラストが解禁となったのだが、イラストを見たファンからは「一人忘れていませんか?」との反応。プレイヤーキャラのひとり・ククールが、PS2版に引き続き今回のパッケージにも描かれてないのだった。
これには「ククール、リストラか」「なんで、いつもククールはぶられるの?」「PS2のパッケージにもいなかったよな」と、ククールの存在を気にする声が続出。そのほか、「タンバリン要員描けよ」「タンバリン叩くだけの人は?」と、"タンバリン"呼ばわりをされた上で、心配されている。この"タンバリン"とは、同作に出てくる有能なアイテム「ふしぎなタンバリン」を指しており、プレイヤーの間では、戦闘において器用貧乏な側面のあるククールが"タンバリン"役として定着。リメイク版でもパッケージに不在ということも相まって、なんとも不遇な扱いを受けてしまっている。
3DS版『ドラクエ8』では、パッケージに描かれている主人公、ヤンガス、ゼシカ、それにククールといった既存のプレイヤーキャラに加え、女盗賊ゲルダとモンスター・バトルロード主催者モリーが新たに冒険に加わることが発表されている。パーティの席を奪っての熾烈な争いが予想される中、ククールが"タンバリン"の汚名(?)返上となるか? リメイクの出来と共に注目だ。