自民党役員会に臨む安倍首相(中央)=13日午後、国会
共同通信社

 自民党の谷垣禎一幹事長は13日の記者会見で、集団的自衛権行使を可能とする安全保障関連法案を15日に衆院平和安全法制特別委員会で採決する方針を表明した。同党は15日の採決日程を特別委理事会で提案したいと民主党に打診。民主党は拒否した。与党は13日の理事会での正式提案は見送ったが、14日午後に維新の党と対案について再協議する予定で、結果を踏まえ最終判断するとみられる。16日の衆院通過に向けた動きを一気に表面化させ、野党との攻防はヤマ場を迎えつつある。

 谷垣氏は党役員会で、委員会の質疑終結時に行う締めくくり質疑を15日に実施したいとの意向を示した。