日経平均は295円高と大幅続伸、中国株軟調も高値圏を維持 | ニコニコニュース

 14日の日経平均株価は前日比295円56銭高の2万385円33銭と大幅に続伸して取引を終え、7営業日ぶりに25日移動平均線を上回った。ギリシャ債務問題に対する懸念が後退したことで、欧米株高を好感した買いが先行。日経平均の上げ幅は一時350円に迫った。上海総合指数の弱含みが重しになって終盤は上げ幅を縮小する場面があったが、下値は限定的だった。

 個別では、投資家の村上世彰氏による株式保有が明らかになったエクセル <7591> がストップ高を付け、三信電気 <8150> は年初来高値を更新。4-6月期で経常益26%増を伝わった大王製紙 <3880> 、3-5月期で営業益2倍と報じられたベクトル <6058> なども物色された。16年2月期第1四半期で営業益38.2%増のガリバーインターナショナル <7599> も高い。

 半面、公募増資などで1株利益の希薄化が警戒された大豊建設 <1822> や三光合成 <7888> は下落。S Foods <2292> は第1四半期で増収増益を達成したものの利益確定売りに押され、16年2月期業績予想を上方修正した松屋 <8237> も高値更新後に軟化した。(編集担当:宮川子平)