Facebook、Nuclideをオープンソース化

3ヶ月ほど前F8デベロッパーカンファレンスにて、FacebookはNuclide IDEのソースコードをオープンソース化した。NuclideはAtomをベースにしており、GitHubのIDEのコアを変更することなく、多数のパッケージを追加したものだ。

NuclideはFacebookのテクノロジー、PHP、Hack、JavaScript、Flowを使っている開発者向けのツールだ。これらテクノロジーを一つのIDEに統合したのに加え、NuclideはSSH経由でサーバに接続することにより、リモート開発もサポートする。サーバはNode.jsパッケージで、ファイルの変更を監視するWatchmanと統合されている。ローカル開発も可能だ。

予想通り、NuclideはHack開発をサポートしている。これには構文やエラーのハイライト、自動補完、Lint、型チェック、型ヒント、定義への移動などが含まれる。一部の機能は、PHP、JavaScript、Flowもサポートしている。

Facebookはメインのバージョン管理システムにMercurialを使っているので、NuclideがMercurialと統合されているのは驚きではない。コードベースの変更はエディタで色付けされる。

ツールのロードマップには、iOS開発のサポートと、ReactとReact Nativeの統合が含まれている。彼らはNuclideを、Buck、Infer、Relay、GraphQLといったテクノロジーのための第一のツールにするつもりだ。デバッグのサポートも計画されている。