ロシア内務省が、命を落とすほどの“危険なセルフィー(自撮り)”を防止しようと動き出している。
「手りゅう弾と写真を撮ろうとした若者男性2人が死亡」「銃で頭部を撃って女性が死亡」など、セルフィーに関連した死亡事故が相次いで発生していることを受け、ロシア内務省はその危険行為に注意を促すパンフレットとビデオを発表した。内務省は「残念ながら、最近では自撮りのために引き起こされた事故が増加の一途をたどっています。現代社会の利点には新たな脅威がつきものです。我々はソーシャルメディアの『いいね』を求める行為が死につながる可能性もあると念頭に置いて欲しいのです」とコメントしている。
先日もモスクワで鉄橋で写真を撮ろうとした10代の少年が誤って電線に触れて感電死する事故が起こっているほか、女性が橋から落下する事故が起きていた。
今回のキャンペーンでは、道路標識のような警告サインが使用されており、その中には片手に携帯、片手に銃を持ち「武器とのセルフィーは死の可能性あり」と書かれたものもあるようだ。