サブスクリプションの波はゲームにも。
「ゲーム界のNetflix」という触れ込みで昨年北米にローンチされた、ソニーのサブスクリプション型のゲーム配信サービス「PlayStation Now」の評判は、今のところ散々でした。
まず、利用料金が高すぎ。PlayStation Nowは、サブスクリプションとしての月額利用料19.99ドル(2400円)でゲームが遊び放題。タイトルごとのレンタルだと、1本2.99ドル〜19.99ドル(約360〜2400円)です。
それに配信されているゲームのタイトル数もPlayStation 3対応のゲームが100本程と、決して多くありませんでした。さらにサービスの設計自体も使いづらいときたら、評判も悪くなりますよね。
でも、それも今回のアップデートでだいぶ良くなりました。先週のPS4のアップデートにともない、PlayStation NowのUIは「PlayStation Vue」(ソニーが北米で提供しているテレビ番組のストリーミングサービス)に近い設計になりました。
検索もしやすくなりました。さらに、ゲーム概要のページはシンプルで見やすくなり、詳細ページは魅力的なビジュアルが加わったので、ゲームの魅力が存分に伝わりやすくなりました。
とは言っても、PlayStation NowがNetflixのように成功するには、まだまだ課題がたくさんありそうです。月額料金の高さそれ相応のタイトル数に増やす必要がありますし、PlayStation Nowらしさも必要です。
たとえば、Xbox OneにXbox360の互換機能を追加したマイクロソフトのように、PlayStation Nowが、世代の異なるPlayStationのゲームを自由に遊ぶためのツールになれば、ユーザーにとって魅力的なサービスになるはずです。
エンターテインメント商品は、映像に音楽とサブスクリプション化が進んでいますが、ゲームもさらに便利になって普及してほしいですね。あと、日本でのサービス開始も待ってます!
image by PlayStation Now
source: The Verge
(ギズモード編集部)