米ラッパーの50セント(40歳)が破産の申立をした。50セントが申請した書類では、資産と借金がどちらも1,000万ドル(約12億円)から5,000万ドル(約61億円)に上ると記載されているという。
50セントはセックステープを流出させたことで女性に500万ドル(約6億円)の支払いを裁判所から言い渡された矢先に、この連邦倒産法第11章に基づき、破産保護の申請がなされたとウォール・ストリート・ジャーナルが報じている。同裁判中にマンハッタン最高裁判所の判事が50セントの資産詳細を提出するように命じたが、50セント側の弁護人がすでに自宅のあるコネティカット州で破産を申請したことを告げたかたちだ。
一方で約2か月前にはフォーブス誌が50セントの資産を1億5,500万ドル(約191億円)と推定していたばかりだった。50セントは2007年に、ビタミンウォーターの株をコカ・コーラ社に大量売却。ある関係者は当時「50セントは6,000万ドル(約74億円)から1億ドル(約123億円)くらいで売却したとみられていました」と話している。
そんな破産という事態を迎えた50セントだが、本人はあまり気にしている様子はなく、7月12日(日)にはクリス・ブラウンらと撮った写真をInstagramに投稿。「こんなに楽しんだ年は今までにないよ。どこにいっても良いエネルギーがあるね」とキャプションを添え、“今年が最高の年”だとコメントしている。