【ワシントン時事】ベイナー米下院議長(共和党)は14日、イラン核協議の最終合意を受けて記者会見し、「オバマ大統領はイランに濃縮の権利を与えない合意を確保すると言っていたが、目標を放棄した。今分かっていることから判断すれば、合意は受け入れられない」と言明した。
ベイナー議長は「詳細を精査し、実際に私が考えているような悪い内容なら、合意を停止するためできることは全て実行する」と強調。これに先立って発表した声明では「合意は核爆弾を開発する時間と場所をイランに与える一方、制裁緩和による巨額の利益も手渡した。世界の核(開発)競争をあおる可能性が高い」と指摘した。