Flashは役目を終えようとしているのか…。
現在、FirefoxブラウザはFlashを標準でブロックしています。これはFlashが存在する場合に「再生しますか?」と聞いたり、Flashビデオをストップするような生易しいものではありません。一応最新バージョンのFlash 18.0.0.209をインストールすればまた使えるようになるみたいですが…一体FirefoxとFlashに何があったんでしょう?
こちらは怒り心頭のFirefoxのサポートチームのツイート。独裁に立ち向かう革命者みたいなツイートです。
BIG NEWS!! All versions of Flash are blocked by default in Firefox as of now. https://t.co/4SjVoqKPrR #tech #infosec pic.twitter.com/VRws3L0CBW
— Mark Schmidt (@MarkSchmidty) 2015, 7月 14
さらに、こちらはFirefoxでFlashを使おうとした時に表示されるメッセージ。まるでウィルスみたい…。
こちらはFacebookのセキュリティ担当者が、アドビに「もうFlashやめたら?」と促すツイート。Flash、フルボッコです。
It is time for Adobe to announce the end-of-life date for Flash and to ask the browsers to set killbits on the same day.
— Alex Stamos (@alexstamos) 2015, 7月 12
しかし、なんでこんなにみんなFlashに厳しいんでしょう? それは、Flashがいかに脆弱性をはらんだソフトウェアなのか、みんな思い出したからじゃないでしょうか。情報流出が問題になったイタリアのセキュリティ企業「Hacking Team」のツールも、Flashの脆弱性を利用していましたしね。
一応最新バージョンのFlashがリリースされたことで、Firefoxもそのバージョンに限ってFlashの実行を許していますが、Flashの信頼は地に落ちているといっても過言ではないかもしれません。
まぁそれでもなんだかんだ言って使われ続けているんですけどね…。
source: Mark Schmidt via The Verge
Sean Hollister - Gizmodo US[原文]
(塚本直樹)