ハッキングの理由は…ドーピング疑惑?!
現在開催中のツール・ド・フランスで、レーサーのパソコンがハッキングされるという事件が起きました。ハッキングされたのは、2013年総合優勝を果たし、今年のもの強さを見せつけるクリス・フルーム選手に関するデータ。フルーム選手は、その圧倒的な強さからドーピングの疑いをかけられたこともあります。今回のハッキングも、ドーピング疑惑が原因だと見られています。
フルーム選手が所属するチーム・スカイのDave Brailsford氏によると、誰か=ドーピングを疑う者が、パソコンをハッキングしフルーム選手のデータを取り、ドーピングの証拠を探ろうとしたのだろうということです。この件に関しては、すでにチーム・スカイの法律担当が動いて対処していいます。Brailsford氏は「もしドーピングを訴えようとするのならば、このような不正でやるべきではない」とコメント。
ツール・ド・フランスのような長期のレース、1秒を争うレースでは、選手の体調や運動状態を細かくチェック、管理しているパワーデータと呼ばれる情報に重大な意味があります。これがライバルチームに漏れてしまっては、ドーピング云々以前に、大きな痛手となるのは必至です。
スポーツでもハッキングが問題になる時代です。
source: BBC
Gerald Lynch - Gizmodo UK[原文]
(そうこ)