ちょっと揺れたんで落ちちゃいました...って消しゴムかいっ!
ジェット機業界の期待の星であったステルス機F-35っていうのがあるんですが、何度も何度も故障を繰り返してるんですね。F-35が故障しなくなるのを待ってるのか、イギリス軍の戦闘機の大黒柱はいまだにパナビア・トーネードという70年代の機体だったりします。機械なわけですから年が経つとガタが来て当然ですが、先日そのトーネード機がキプロス島に着陸する時に、空対地ミサイルであるブリムストーン・ミサイルが誤って外れて落ちてしまったそうです。
イラクにいるイスラム国(IS)武装グループとの戦闘のために、トーネード機はキプロスにある英国アクロティリ基地から次々と離陸しています。ロイター紙によると、15日の朝トーネード機から2つのブリムストーン・ミサイルがうっかり「落ちて」しまうという事故があり、それにより基地が閉鎖されたようです。
パナビア・トーネード機のデビューは1974年、それ以来英国空軍の大黒柱として飛び続けてきました。この40年間にもちろん何度も改良はされてきてはいるんですが、イラク、アフガニスタン、リビヤ、最近ではイスラム国(IS)での戦闘で何度も問題を起こしている機体なんです。当初の予定ではもうF-35・統合打撃戦闘機と入れ替えてしまっているはずだったんですが、それもまだまだ無理そうですね。
source: Reuters
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(塚本 紺)