テクノロジーの力が栄える場所、教育現場。
VRだVRだと一口で言っても、どれも同じというわけではありません。例えば、マイクロソフトのHoloLensは、Oculus Riftとは違うベクトルを向いています。Oculus Riftがユーザーを現実から仮想世界へと誘うものならば、HoloLensは現実をより深く見せるものとでも言いましょうか。その方向性から、マイクロソフトのVRが教育の現場で大きく飛躍しそうです。
オハイオ州のケース・ウェスタン・リザーブ大学は先行モデル校として、すでにHoloLensが導入されています。以下の動画では、その使い道や可能性について語られています。動画に出てくるのは、もちろんレンダリングで作られたイメージ映像なのですが、アイディアはそこにあります。人体模型を立体的にホログラムのように見せるのは、SF世界の授業風景さながらですね。
今までは、立体であるはずの人体を、教科書の上で平面的に見ていました。HoloLensの存在はそれを変えます。立体的に、さらに臓器の動くさままで見ることができるのですからね。骨が、臓器が、筋肉が、どのように重なり組み合わさっているのか、それがよくわかります。動画に登場する先生の1人は、何を教えるにも画期的だ、理解のほどが変われば世の中の見方も変わってくると絶賛しています。
Gerald Lynch - Gizmodo US[原文]
(そうこ)