クリエイティブかつ痛烈です。
米大統領候補であり不動産王のドナルド・トランプ。大富豪かつ強烈なキャラクターで、よくもわるくも常に注目の的です。先日、彼が出馬表明スピーチのなかでメキシコの移民について偏見に満ちたコメントをして批判が集まりました。
メキシコから(アメリカに)人がやってくるとき、その人たちは問題を抱えている人たちだ。問題をこっちに持ち込んでくるんだ。彼らはドラッグを持ってくる。犯罪も持ってくる。彼らはレイピストだ。まあ、いい人も何人かはいるんだろうけどね!
この発言に猛烈な怒りを感じたメキシコ生まれのアメリカ人Fernando Sosaさん。彼は3Dプリンターを使って、ものすごくユニークな反撃を実行しました。そう、ドナルド・トランプのbutt plug(アナルプラグ)を作ったんです。
Mexican American Artist creates/sells Donald Trump Butt plugs https://t.co/TpxQjeMx1Q #trump #dumptrump #fucktrump pic.twitter.com/wcGCGt3cYL
— fernando sosa (@Amznfx) July 13, 2015
彼はこれまでも独裁者やホモフォビア(同性愛者を差別する人たち)や政治家を批判する目的で作品を発表してきました。これまでアナルプラグ化されたのは、ヒラリー・クリントンやプーチン大統領、金正恩など。
Kim Jong Un the North Korea Butt Plug by Amznfx http://t.co/UYWPF2ZWi4 via @Etsy #etsy #3dPrint #northkorea
— Political Sculptor (@politicalsculpt) December 22, 2014
しかし、メキシコ移民である彼にとって今回の作品は特別な意味を持つみたいです。作品の販売サイトでは、トランプの発言はまったく根拠がないことを説明。さらに自身の家族や生いたちにも言及し、「わたしはレイピストでもドラッグの売人でもない」と断言しています。
それにして大統領戦はこれからだってときに、この調子だと先が思いやられますね。
image by Albert H. Teich / Shutterstock.com
source: shapeways、Twitter、The Next Web
(Haruka Mukai)