DigiTimesは16日(現地時間)、韓国サムスンが、アップル製の次世代プロセッサ「A9」の製造を開始したことを伝えています。
A9プロセッサの製造はサムスンとTSMCが担当すると伝えられていますが、DigiTimesによると、今回生産を開始したのはサムスンのみで、TSMCが大量生産を開始するのは2015年第4四半期からになるとのこと。また今回、次世代iPadシリーズへの採用が予測される「A9X」プロセッサに関しては言及されませんでした。
そのほか、TSMCは、A9チップに加えて「iPhone 6s」シリーズに採用される「指紋認証センサー」およびCirrus Logic製のオーディオチップの製造も担当する見込みであることを、DigiTimesは指摘しています。
なお、今回の情報が事実だとするならば、これまでの大方の見立て通り、A9シリーズはサムスンの14nm FinFETプロセスとTSMCの16nm FinFETプロセスの両方で製造されることになるようですが、プロセスの違いによる性能差などが存在するのか気になるところです。
いずれにせよ、今回の情報が事実だとするならば、発売当初のiPhone 6sシリーズに搭載されるA9プロセッサの大半は、サムスン製のチップということになりそうです。
[DigiTimes via Phone Arena]