MobiPickerは17日(現地時間)、中国Huaweiが製造する次世代「Nexus」スマートフォンには、米Qualcomm製の次世代SoC「Snapdragon 820」が搭載されない可能性が新たに指摘されたと伝えています。
遡ることわずか数日、世界的に有名な情報通であるエヴァン・ブラス氏によって、Huawei製の次世代NexusデバイスにSnapdragon 820が搭載される可能性が指摘され、世界中のガジェットファンの注目を集めることとなりました(過去記事)。
しかし今回、中国のITアナリスト潘九堂(Pan Jiutang)氏が、自身のWeiboアカウント上を通じて、次世代NexusデバイスにはSnapdragon 820は搭載されず「Snapdragon 810」が採用される見込みであるとした情報を伝えています。
氏によると、Snapdragon 820は2015年12月に提供が開始される一方で、同チップを搭載する端末が登場するのは2016年3月以降となり、中国Xiaomi製の次世代フラッグシップ級ファブレット「Mi5 Plus」(過去記事)が、”世界初のSnapdragon 820搭載モデル” として登場するとのことです。
Huawei Nexus sounds impressive so far: 5.7″ QHD w/ metal body, SD820 SoC, fingerprint reader. Ships Q4.
— Evan Blass (@evleaks) 2015, 7月 15
Huawei製次世代Nexusデバイスのスペック情報をリークするブラス氏
仮に今回の情報が事実だとするならば、噂の「Xperia Z5」や「LG G4 Pro」、あるいは台湾HTCの ”真のフラッグシップモデル” なども、すべてSnapdragon 820は採用されないこととなりますが、米Qualcommによる当初の発表では2016年上半期中の登場が予告されていたことを踏まえると、あまり驚くべきことではないのかもしれません。
とは言うものの、これまでのリーク実績を顧みるにつけ、潘氏とブラス氏では、”信憑性” という点ではやはり後者の方に軍配が上がります。少なくとも ”2016年3月まではSnapdragon 820搭載端末が登場しない” という情報だけでも、誤報であることを願うばかりです。
[MobiPicker via Phone Arena]