「Windows 10」“開発完了(RTM)” ←発表がない理由は「Windows10は永遠に未完のOS」で成長するから


RTMとは「Release To Manufacturing」の略称で、製造工程向けリリースや量産出荷版などと
呼ばれるものだ。MicrosoftがOSソフトウェアをOEMへと提供し、最終製品として出荷される
準備が整ったことを意味する。

「Gold Master」などの名称でも呼ばれることのあるRTMだが、RTMへの到達はOSとして出荷できる


レベルまで完成したということだ。

気になるのは、Microsoftからは現時点で「RTMに到達した」という公式情報が出ていないことだ。


Windows公式ブログ(Blogging Windows)にて、同社OSグループでエンジニアリンググループマネージャーを
務めるガブリエル・オウル氏が、RTMではないかと言われるWindows 10最新プレビュー版
「Windows 10 Insider Preview Build 10240」の提供開始を報告しているが、そこに「RTM」という言葉は見当たらない。

Windows 10ではなぜ「RTM」の報告がないのか?


問題は、「なぜBuild 10240をRTMとMicrosoftが呼ばないのか」という点だが、その理由は以前の連載の
タイトルにも用いた「Windows 10は永遠に未完のOS」という部分に由来するとみられる。

これを「未完成」と言うと物足りない製品のようにも思えるが、「未完の大器」とすれば今後も成長の


余地が大いにあると感じられる。「こまめなアップデートで常に最新技術やサービスをユーザーの
手元に届ける」というのが、Windows 10の開発目標の1つだ。

http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1507/19/news014.html


http://image.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1507/19/l_tm_1407_win10J_3_01.jpg
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