サムスン、脅威の11K解像度スマホディスプレイを開発中?

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11K解像度、わけがわからないよ。

年々高解像度化するスマホ向けディスプレイ。すでに最新のスマートフォンはフルHDでも飽きたらず、WQHD解像度(2560×1440ドット)にまで達しています。正直「もうええんちゃうの」なんて思わないでもないですが、なんとサムスンははるかに上をいく11K解像度のモバイルディスプレイを開発しているそうなんです。

この計画は韓国政府の助力の元スタートしたそうです。製品の登場時期は2018年。奇しくも国内で8K解像度放送が始まるこの年に、テレビよりもはるかに小さいモバイルガジェットで11K解像度が達成されるとは…。サムスンの野心、恐るべしです。

ちなみにこの11K解像度をモバイルデバイスのディスプレイサイズに当てはめると、その画素密度は2250ppi。iPhone 6 Plusの画素密度が401ppiなのを考えると、まさに桁違いでしょう。さらに、11K解像度はあまりにも解像度が高いことから画面が3Dのように見えるんだとか。むむ、これはかなり気になってきましたね。

2018年といえば、平昌冬季オリンピックの開催年。サムスンの幹部もこのオリンピックに合わせて11K解像度ディスプレイのようなインパクトのある発表をしたいと意気込んでいるそうです。そもそもコンテンツはあるの?という疑問もありますが、日本でも8K解像度放送が始まる2018年なら、意外と需要はあるのかもしれませんね。


source: BGR

(塚本直樹)

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