違法音楽ストリーミングサイト「Grooveshark」の共同設立者が死亡

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これから音楽ストリーミングがどうなっていくのか、彼にも見届けてほしかったです。

音楽ストリーミングサイト「Grooveshark」の共同設立者、ジョシュ・グリーンバーグさんが自宅で亡くなっているところが発見されました。Gainesville警察によると、殺人や自殺の証拠はないとのことです。


Grooveshark」は、サム・タランティーノとジョシュ・グリーンバーグによって、2006年に設立されました。しかし、ライセンス契約を結ばないまま音楽が違法にアップロードされているとして、常にレコード会社に訴えられつづけてきました。


そして、4月には大手レコード会社(ソニーミュージック、 ユニバーサルミュージック、ワーナーミュージック)とサービスの終了を条件に和解。サービス停止を知らせるメッセージでは、「音楽を愛しているなら、ライセンスを保有して、アーティーストや著作者にお金を払っているサービスを使ってください。」と呼びかけて、SpotifyやBeats Musicなどを紹介していました。


Business insiderによると、グリーンバーグさんが鬱状態であったということはなく、むしろ訴訟が落ち着いて安心しているようだったとのこと。グリーンバーグさんの母は、「これから始めようとしている新しい挑戦にわくわくしていた」と話しています。

「Grooveshark」が閉鎖されると、すぐに「Shark」を自称する元従業員たちがオリジナルとまったく同じサービスを立ち上げていました。これほど熱狂的な支持者がいたからこそ、彼の死去は大きな衝撃をもって受けとめられそうです。


source: Business InsiderGroovesharkWired UK

(Haruka Mukai)