Technodifyは20日(現地時間)、今秋頃にも正式リリースを迎えると予測される「Android M」(過去記事)の正式ナンバリングが「Android 6.0」ではなく「Android 5.2」となる見込みであると伝えています。
Technodifyが伝えるところによると、今回、Android Mのバージョンナンバーに関する大きなヒントが、Android Mの開発者向けベータ版の中に発見されたとのことです。
Android OSのベータ版には開発者向けの機能として「デモモード」という機能が実装されており、それを有効化するとステータスバー上に表示されるアイコンが変化するのですが、それ自体に大きな意味ありません。しかしながら、こと画面右上部に表示される ”現在時刻” の変化に関してのみ、注目すべき意味を持ちます。
画像右上部の「現在時刻」表示の変化に注目
上の画像は、デモモードに移行する前後の端末の様子を捉えたスクリーンショット。デモモードを起動した途端、それまで「12:17(12時17分)」を示していた時計が「5:20(5時20分)」というバージョンナンバーを示す数字に変更されている様子が確認できます。
なお、Googleは過去のAndroid OSのベータ版においても同様の仕掛けを施しており、Android 5.0の際には「5:00」、Android 4.4 KitKatの際には「4:40」と表示されていました。この先例に鑑みる限り、「Android MはAndroid 5.2として登場する」と判断しても良さそうです。
また、かつてKitKatからLollipopへとバージョンアップされる際にもたらされた大きな変更に比べて、Android Mでもたらされる変化は小規模かつ漸進的なものである点を踏まえると、Android 5.2というナンバリングには納得できるようにも思われます。
[Technodify via Phone Arena]