DigiTimesは20日(現地時間)、アップルとマイクロソフトから、将来的に「12インチ」を超えるタブレットないし「2-in-1」デバイスの投入が市場に投入される見込みと伝えています。
DigiTimesによると、昨今のタブレット市場の縮小を受けて、各メーカーがこぞってタブレット市場における戦略の見直しを図っており、アップルおよびマイクロソフトはその一環として ”12インチ以上のタブレット(あるいは2-in-1デバイス)” の販売を計画しているとのこと。
また、台湾ASUSや韓国サムスンは、”安価な高性能モデル” の充実を計画し、米HP、台湾Acer、台湾MSIは「産業用タブレット」市場への本格的な参入を計画している模様です。
なお、12インチ以上のタブレットと言えば、アップルに関しては「iPad Pro」を今秋頃にも発表する見込みと噂されていますが、マイクロソフトについては、そのようなデバイスが用意されているとの噂はほとんど耳にしません。しかし、少なくともマイクロソフトの2-in-1デバイスと言えば、Surfaceシリーズである可能性が高いと見て良いかもしれません。
画像は「Surface Pro 3」のもの
昨年12月末には「Surface Pro 4には2つのバリエーションモデルが用意され、ディスプレイのサイズは13から14インチ、解像度は現行モデルと同程度となる見込み」との情報もリークされていましたが(過去記事)、以降今回DigiTiemsによって指摘されるまで同様の可能性を指摘する情報は伝えられていませんでした。
今回の情報は ”話半分” に受け止めておいた方が賢明とは思われますが、仮に事実だったとするならば、マイクロソフトはこれまで以上に2-in-1デバイスとノートPCとの境界を曖昧にし得る製品の販売を計画していることになります。
これまでの情報を顧みる限りでは、これが「Surface Pro 4」として登場する可能性は低そうですが、万が一ということもあり得ます。先日の情報によると、Surface Pro 4は「Skylake」プロセッサを搭載して10月中にも登場する見込みとのことですので(過去記事)、続報に期待したいところです。