基本に忠実。そして無駄なし。
iPadが売れなくなりつつあり、若干今後の展開を読むのが難しくなってきているタブレット市場。その最中、auから初となるオリジナルタブレットの「Qua tab」が24日より発売されます。
このQua tabですが、中身は京セラ製で、SoCに8コアのSnapdragon 615を用い、2GBのRAMでストレージは16GB。ディスプレイは8インチのWUXGA(1920×1200)液晶を搭載しOSはAndroid 5.1、防水防塵対応でバッテリーは4000mAhと、基本性能は中々いいものを備えています。
一方で、背面カメラは500万画素で、前面カメラは200万画素。TVチューナーやNFCなどは内蔵せず、CAやVoLTEも非対応など基本以外の性能はかなりそぎ落とされています。
さまざまな付加機能を付け高価格で販売されているアップルやサムスン、ソニーのスマホ・タブレットに対し、このQua tabは基本機能はしっかりしつつ無駄なものはそぎ落とすという潔さがあります。
不要な機能は削ってその分価格を抑える方が他社との差別化にも繋がりますし、今回のauオリジナルタブレットは「auシェアリンク」対応で、スマホとタブレットを一緒にauで使おうよという戦略のためのデバイス。価格が高すぎるのは戦略上まずいといった事情もあるかもしれません。
ただ純粋にスペックだけ見れば、付加機能がいらない人にとっては十分に魅力的なデバイスなのは間違いありません。カラーはホワイト・ピンク・ネイビーの3色展開で男女問わず選べます。今までタブレットを持っていなかった人はお試しに、既に持っている方はキッチンやお風呂での2台目にと、活躍の場が広そうなデバイスですね。
source: KDDI
(小山和之)