29日(水)から順次、Windows 10無償アップグレードが始まります。問題なく10の世界に飛び込むためにチェックしておきたいことを、改めてまとめました。
29日になったら誰でも即ダウンロードできるの?
7月29 日(水)からWindows 7/8/8.1正規ライセンスユーザーに向け、世界各国で無償アップグレードが開始します。開始はするのですが、世界中の何億というWindowsデバイスに同時配信すると、事故やトラブルが起きてしまう確率が飛躍的に高まります。まずは、プレビュー版である程度新OSのことを理解し、開発へのフィードバックに協力してきた『Windows 10 Insider Program』参加ユーザー向けに配信され、その後、順次、“Windows無償アップグレードの予約”をした方へと配信されていきます。
マイクロソフトは、大事なOSのアップグレード中に事故がなよう“慎重に提供を行なっていく”と発表しているため、もしかすると30日以降になるかもしれませんし、最大数週間かかる可能性があります。怒らず、焦らず、のんびり降りてくるのを待ちましょう。
“Windows無償アップグレードの予約”はどこでするの?
“Windows無償アップグレードの予約”はWindows 7/8/8.1正規ライセンスユーザーなら、自身のパソコンやタブレットのデスクトップ上で今すぐにでも行えます。
→Windows10の無料アップグレードの方法はコチラ
アップグレードファイルはどうやって落ちてくるの?
“Windows無償アップグレードの予約”を行なった人には、インストールに必要なファイルがバックグラウンドで少しずつダウンロードされてきますので、それらのファイルが全て揃い、互換性を含めてOKだとプログラムが判断した段階で、はじめてアップグレード可能の通知がデスクトップに出現します。まずは、なるべくネットにつなげた状態で待機しておきましょう。
もし万が一、“Windows無償アップグレードの予約”を行なっているにも関わらず、何週間待っても“利用可能になりました”の通知が出ない場合は、もしかすると重要な箇所で互換性がとれていない可能性があります。不安になったら、使用中のパソコンやタブレットのメーカーサイトを確認し、Windows10の互換性情報をチェックしてみることをオススメします。無理矢理インストールする方法もなくはないですが、最悪動かなくなる可能性もあるため、Windows 10対応ドライバーの提供を待つほうが賢明でしょう。
→PCメーカーの互換性情報はこちら
自分のPCが対応しているか簡単に調べる方法はある?
あります。デスクトップ左下にあるWindows ロゴマークで“Windows 10を入手する”を起動してみてください。
左上にある三本線のアイコンをクリックすると、左側からメニューが出現します。
“アップグレードの入手”にある“PCのチェック”をクリックしてみましょう。
すると、パソコンをスキャンした結果を表示してくれます。ここに問題が見つかった際は警告が出るしくみになっていますので、自分のパソコンが対応しているかどうかの目安がわかります。
失敗してもいいからアップグレードしたい場合は?
マイクロソフトでは、29日以降、例外的にISOイメージファイルの提供を予定しています(Windows.comで案内予定)。ただし、あくまでもパソコン上級者向けに提供されているものです。無理に入れるとトラブルの原因にもなり、最悪起動しなくなる可能性もあるため、できるだけアップグレードのお知らせが表示されるのを待ったほうが安全です。
やっぱりWindows 10はイヤ! もとに戻したい!
アップグレード後、31日間は、アップグレード直前の環境に戻すことができますので、アップグレードして気に入らなければ、すぐに元にもどしましょう。ただし、アップグレード後にアカウントを追加したり、リセットをしたり、以前のイメージファイル(windows.old)が壊れてしまっている場合は、復元できません。
お約束中のお約束ですが、大事なファイルがあるならアップグレードする前にきちんとバックアップしておくこと、さらに、万が一のための“回復ドライブ”の作成(あるいはリカバリーディスクの用意)を忘れずに。
以上のことを踏まえ、29日から始まるWindows10無償アップグレードを楽しみに待ちたいと思います!
本日28日(火)20時~週刊アスキー編集部ニコニコ公式チャンネルでは『Windows10ダウンロード開始直前スペシャル』と題して、初心者でもわかるWindows 10の魅力を解説していきたいと思っています。そちらも是非、お楽しみに!
Windows10ダウンロード開始直前スペシャル【デジデジ90】
■関連サイト
Windows 10 公式サイト