正式リリース前に流出したマイクロソフトの音声アシスタント「Cortana(コルタナ)for Android」、とりあえずびっくり。
いよいよ今日のWindows 10の正式ローンチでAndroidでもCortana β版にも期待が寄せられるわけですが、今回のリーク版はどうやら本物のようです。完全に確信を持っているわけじゃないんですが、The VergeのTom Warren記者は本物だと考えているようですし、マイクロソフトに関する彼の情報ソースはめったに間違わないですしね(ちなみにiOS版は今年の後半に公開予定)。
インストール後、まずはマイクロソフトのアカウントでログインするよう促され、そこから音声アシスタントのさまざまな機能が使えるようになります。CortanaはみなさんのためにWeb検索もしてくれますし、音声でレスポンスを返してくれたりもします。
たとえば「オバマ大統領は何歳かな、Cortana?」と訊けば「53」とコンピュータが返してくれるわけですね。
ほかにも、Cortanaはあなたのためにアラームをセットしてくれたり、「元気ですかー?」といった質問をすれば普通の人間と同じように「元気ですよ」と返事をしてくれます。
ホントにすごいなと思ったのは、位置情報に基づいたリマインダー機能。Cortanaに「お店についたら、牛乳を買い忘れないように教えて」とお願いすれば、僕が牛乳を買いそうな近所の食料品店のリストを自動的に引っ張ってきてくれるんです。これとは対照的に、Google Nowだと牛乳を買いそうなお店の名前を自分で入力しないといけないんですよね。Cortanaさん、賢い!
今回のリーク版は、想像の域を超えたものではありませんでした。まだちょっと荒削りですが、このあたりは時間の経過とともにもっと便利に洗練されていくはずです。ただし、僕のようなGoogle Now大好きっ子がすでにAndroid純正の音声アシスタントが動いている環境で、本当にこのサービスを選ぶのかどうかは大きな疑問。
これまで見てきた感じですと、Cortanaは十分なプロダクトではないように思われますが、Windows 10がこれから数週間かけてその秘密を明かしていく際にいろいろ分かることでしょう。Windows 10のデスクトップやラップトップから、牛乳を買ったりドライクリーニングしたり…というリマインダーを設定すると、適切な場所についたときにスマホで通知が受けられるという機能は、実際使ってみると感動しそうですよ。
※ダウンロードやインストールは自己責任で行ってください。
Photos by Nick Stango
source: SuomiMobiili via Unofficial Microsoft News via The Verge
Mario Aguilar - Gizmodo US[原文]
(Rumi)