たしかに今回のプロジェクトは、「史上最大規模のオンライン配信」になりそうですね。
Windows史上最高とうたわれるあの新OSは、今、インターネットの史上最高記録も塗り替えようとしています。グローバルに展開する調査会社フロスト&サリバン社と協業を行うアナリストDan Rayburnさんは、自身のブログStreamingMediaBlog.comで「Windows 10のローンチは、インターネットの回線に深刻な打撃を与える可能性がある」と予想しています。
昨年9月、iOS 8が公開されたとき、ラストマイル(最寄りの加入者局から自宅までの通信回線)に通信トラフィックは2時間ほどの間、通常時より50%以上増加し、ピーク時には3Tbpsを記録しました。
これに対し、Windows 10(約3GB)のローンチでは13倍にあたり40Tbpsとなるだろうと予想されています。接続プロバイダー各社もこれを黙って見ているわけはなく、音楽や動画サービスなどを利用するユーザーに対する支障がでないよう、Windows 10のダウンロードには速度制限が設けられるだろうと語っています。
一方、Windows 10はユーザーに対して順次配信する方式をとっているため、実際にどの程度の影響を及ぼすかは未知数ではあります。しかし無料アップグレードの対象マシンが過去類をみない規模感なだけに、そのゆくえが気になりますね。
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source: StreamingMediaBlog.com via Computerworld
(Rumi)