動画見てるだけで足がガクガクする。
スイスの名峰、アイガー。そのアイガーの北壁は死の壁と呼ばれて恐れられています。北壁登頂を初めて試みたのが1936年。それ以来、たくさんのアルピニストたちが挑戦し続けてきました。この360度ビデオで、死の壁の恐ろしさとセンセーションをお家で味わうことができますよ!
このビデオはスイスの会社Mammutによって作成されました。360度カメラをバックパックに固定して登山家チームが2日間のルートを登るわけですが、知る人ぞ知る有名な名前が出てきます。彼らはディフィカルト・クラック(その名の通り!)とヒンターシュトイサー・トラバースを通り、死のビバークまで行っています。動画の画面左上のアイコンで360度回して見られますよ。
このビデオでは登山のリアルな安全と死の危険の間を行ったり来たりする感覚を味わうことができます。ディフィカルト・クラックでは特にそのリアル感が伝わってきます。少し見上げるとリラックスした様子のカメラチームが数メートル上にいるのに、ピックしかない状態で一気に恐ろしい何千メートルもの断崖絶壁。自分が登っているんではないのに、足がガクガクします。
一度このビデオを見てこの恐ろしさに慣れたら、次はこちら、スイスの登山家ウーリー・ステックさんがこのルートを普通は2日かかるところを驚異的な早さの2時間47分33秒で登頂してしまうビデオ、ぜひ見てみてください。
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)