Windows 10でネットブック復活か…エイサーが2万円ラップトップ発売

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これはいつか来た道?

Windows 7には、非力ながら低価格のネットブックに向けて、特別にStarterエディションが用意されていましたよね。でも、どうせ同じ値段を出して買うのならば、タブレットのほうがいいでしょう? そんな時代の流れもあってか、いつの間にかネットブックは姿を消していたはず……。

ところが、このほどエイサーが発表した、新しいWindows 10を標準搭載するラインナップには、なんと格安ネットブックの全盛期を彷彿させる「Aspire One Cloudbook」が含まれていることが明らかになりましたよ! 11インチサイズのコンパクトなディスプレイを搭載するAspire One Cloudbookは、主に学生のユーザーを対象としたエントリーモデルになることがアナウンスされたのみで、その詳細なスペックは8月の正式発売前に公表予定。しかしながら、販売価格が169ドルになることは決定しています。

日本円にして2万円前後で購入できそうなAspire One Cloudbook。このところ、ディスプレイに挿すだけで使えるスティックPCなるモデルが、その低価格ゆえに人気を博していました。でも、やっぱりディスプレイが最初から備わって、単体でPCとして使えるほうがいいですよね。おまけにWindowsタブレットは、結局のところキーボードドックでバリバリとタイピングできる環境を整えたい~。そんなユーザーのリクエストにうまく応えるに、Windows 10で激安ネットブックが復活してくる方向性も十分にアリなのかもしれません。

なお、エイサーは北米市場におきまして、7月29日のWindows 10リリースと同時に購入できる「Aspire E5」シリーズの6モデルを発表。最小構成モデルの「E5-573-395Q」は、インテル製のCore i3-5015Uプロセッサーを採用し、15.6インチのディスプレイを装備。4GBのメモリ、500GBのHDD、DVDドライブを標準で備えつつ、449.99ドルで販売されます。

Aspire E5シリーズのラップトップであれば、日常的なタスクをストレスなくこなせる性能を備えていそうです。でも、Aspire One Cloudbookの3倍近い値段に跳ね上がってしまうので、ちょっとお得感が薄れてしまうかも。そう考えるならば、ほかのWindows 10モデルはさらに値が張りますが、2-in-1でタブレットとしてもラップトップとしても使える「Aspire Switch 10 E」シリーズや、ディスプレイを自由に回転させてコンバーチブルに使える「Aspire R13」もしくは「Aspire R11」シリーズのほうが魅力的かもしれません。Windows 10ネットブックの登場で、今後は激安モデルを選ぶか、それとも高性能なハイスペックを選ぶかの二極化が進む可能性だってありそうですよ。


source: Press Release Rocket

(湯木進悟)

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