ビジュアル系じゃなくてVR系。
YouTubeのスマホアプリ(iOS/Android)がアップデートされて、360度動画にも対応しました。アプリを開いて右側にフリックすると、一番下に「360度の全方位動画」というメニューが出てきます。動画を再生した後は、スワイプしたりスマホの角度を傾ければ、視点を自由に変えられます。
一番いい視聴環境は、段ボール製のヘッドセットGoogle Cardboard。でも、直接スマホから見るのでも十分楽しめますよ。
グーグルは、アップデートの前日に「360度動画広告に力を入れる」と発表しました。その中で触れられたのが、コカコーラとナイキの事例。これが、なかなか好評だったようです。
Nike Hypervenom II - The Neymar Jr. Effect, A Virtual Reality Experience
ナイキの動画では、サッカー選手ネイマールの視点をバーチャルに体験できます。確かに360度動画は、自分から動画の世界に入っていく感覚を楽しめるので、広告でも「ムリヤリ見せられている感」がありません。
実はYouTubeの360度パノラマ動画自体は3月に始まっていました。海外ではアーティストのビョークのMVが、日本でもドラマ「予告犯 -THE PAIN-」のプロモーションで画面の中に謎解きのヒントがある「予告犯360°」が公開されて話題になっていました。
また、全天球撮影ができるカメラとアプリ(無料)が必要ですが、自分で360度動画を投稿することもできます。やり方はYouTubeの公式ページで解説されています。もしかすると、近い将来VR系ユーチューバーなんて人たちが出てくるかもしれませんね。
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source: TNW News,The Financial Express
(ギズモード編集部)