Wikipediaで重要視されてるページをランキングで教えてくれるよ

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Wikipedia最も重要視されてるページって分ります?

キーワードが膨大すぎるし、地域性もあるから当てるのは相当難しいですよね。そこで、ミラノ大学の研究チームが初めてその疑問を解き明かすOpen Wikipedia Rankingを開発しました。

統計の結果は、調和平均入次数ページランキングおよびページビューを選ぶことができ、それぞれの方法でWikipediaの情報をベースに、ページの重要度を計ってランキングを導き出す仕組みになっています。


この記事を書いている段階で最も重要なキーワードはこの10個。

1. アメリカ合衆国
2. 第二次世界大戦
3. イングランドサッカー協会
4. 英国
5. フランス
6. 第一次世界大戦
7. カナダ
8. ドイツ
9. 中国
10. インド

もう少し絞り込む事もできます。たとえば、最も重要な発明家のトップ10ならこんな感じ。

1. アルバート・アインシュタイン
2. トマス・ジェファーソン
3. トマス・エジソン
4. レオナルド・ダ・ヴィンチ
5. アンリコ・フェルミ
6. ベンジャミン・フランクリン
7. ヘンリー・フォード
8. ジョン・フォン・ノイマン
9. ガリレオ・ガリレイ
10. ジェームス・キャメロン

納得ですか? ほかにも、ファッションデザイナー、映画、食べ物、本、国、定理、アイディアなどの項目のトップ5から100位までを知ることができるので、興味のある人はチェックしてみてください。ジャンルによってはちょっと違和感がある結果になることも。開発者たちも、ごくたまに気まぐれな結果が出てしまうことがあると認めているので、あれ?と思ったら怪しいかもしれません。

というのも、Wikipediaは進行中のプロジェクトだから。また、情報不足や間違った情報が原因になることもあるようです。例えば、開発者たちがジャズシンガーで調べてみた時、有名なビリー・ホリデイがランクインしていませんでした。それは、誰も今まで彼女の「ジャンル」を「ジャズ」に設定しなかったからでした。今後、ジャンル・タグが洗練されていけば、もう少し精度が上がってきそうですね。

まぁ、あれ?な結果が出るのも皆で協力しあいながら資料を創り出す巨大な辞書Wikipediaの楽しみ方の一部なのかもしれませんね。


source: The open wikipedia Ranking

Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文
(junjun)

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