ここ数年では最大規模。
北京市公安局は、ニセiPhoneを製造している企業を摘発して経営者夫婦を含む9人の容疑者を逮捕したとSNSで発表しました。1,400台のニセiPhoneも押収されています。
その企業の工場では数百人のスタッフが働いていました。今年の1月から製造してきたニセiPhoneは、海外輸出向けの4万1000台。お金に換算すると1.2億元(約24億円)分です。その一部は米国にも輸出されていましたが、他の輸出先は分かっていません。
今回の家宅捜索は、米国で販売されていたニセiPhoneを押収した米国当局からの報告を受けてのことでした。でもこの出来事は5月14日のこと。今ごろになって発表したのは、今回の海賊行為がここ数年で最大規模だったので慎重に対応したからなんでしょうか…?
外からの圧力によるものとはいえ、最近の中国当局は知的財産権の保護に力を入れている様子。やっぱり7月1日に成立した国家安全法への反発が強かったからなんでしょうかね? なんて、タイミングがタイミングなだけに邪推してしまいます。
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source: Reuters
(高橋ミレイ)