ストリートビューが環境保護にも役立ちます。
街を走り、写真を撮って日々グーグルストリートビューの品質を向上させるストリートビューカー。最近、彼らに新たな役目が増えました。実は、現在一部のストリートビューカーが空気汚染度の計測をはじめています。
この計画に協力しているのが、環境系センサーのネットワークを手がけるAclima社。今回ストリートビューカーに搭載されたセンサーでは二酸化炭素、メタン、黒鉛などの汚染物質を測定しています。
この実験はすでにコロラド州のデンバーで開始されており、今後サンフランシスコでも行なわれるそうです。デンバーでの実験ではNASAやEPA(アメリカ合衆国環境保護庁)とも協力して行われ、今後協賛団体も増える見込みです。
この情報が公開されれば、例えば行政や科学者は「この地区で重点的に大気汚染を改善しよう」みたいに使うことが想定できそうです。車で実際に走って集めた詳細なデータですから、使い道も広そうですね。
source: The Verge
(塚本直樹)