新国立、専門家委が計画検証へ コスト膨張の歯止め役に
2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場(東京都新宿区)をめぐり、政府が新たな整備計画策定や施工業者選定に向け、専門家による審査委員会を新設することが1日、分かった。政府関係者が明らかにした。建築や景観に詳しい学識経験者で構成し、コストや技術面の現実性を検証する狙い。従来計画で総工費膨張に歯止めをかけられなかった反省を踏まえた。近く関係閣僚会議で決定する。
委員には東洋ゴム工業のデータ改ざん問題に関する国土交通省の有識者委員会委員長を務めた、首都大学東京の深尾精一名誉教授ら6人を充てる方針。