7月13日、東京都教育委員会は高校1年生の女子生徒の胸などを触ったとして、都立高校の男性教諭(37)に停職6カ月の懲戒処分を下したと発表した。
この男性教諭は2013年1月から2月に、校内で勉強の個別指導をしていた際、女子生徒の背後からシャツの中に手を入れ胸を触ったり、太ももをなでたりしたという。
生徒から依頼されて、放課後の数学準備室で行われていたというこの個別指導。男性教諭は「調子にのりすぎてしまった」と反省しているそうだが、教育現場は合コンではない。調子にのるにも程があるだろう。
教育現場でこうした“エロ罰ゲーム”が問題になったことは過去にもあった。
2010年、埼玉県の小学校で男性教諭(59)が担任する小学6年生の児童に、罰ゲームと称してキスしたり抱きつこうとしたりしていたことがわかり、市教育委員会は校長と教諭に厳重注意した。
この教諭は、なんと自分でさまざまな罰ゲームの内容を記したサイコロを作成。児童が教室で騒いだりした際にそれを振らせていたという。
そして問題になったのはその罰ゲームの内容。サイコロには男子用と女子用があり、「キス」「ハグ」「鼻くそ」「顔面ケツタッチ」のほか、教諭と恋人同士だと宣言しながら指切りをする「恋人指切り」などの目があったのだ。このお手製サイコロについて、教諭は自ら「セクハラサイコロ」と呼んでいたというから呆れてしまう。この教諭は、市教委の調査に「子供が喜ぶからサービス精神でやった」と釈明したという
楽しく学ばせるという意味では、教育現場でゲーム形式をとることはそれなりの効果がありそうではある。しかし、その内容についてはやはりもっと考えてもらいたいものだ。