7月7日、高校1年の女子生徒とみだらな行為をしたとして、兵庫県警は兵庫県加東市の会社員(65)を児童福祉法違反の疑いで逮捕した。
逮捕容疑は5月30日、女子生徒が18歳未満であると知りながら、自宅でみだらな行為に及んだというものだが、この女子生徒は容疑者の知人の孫だった。
いったいいつの時代の話なのだろうか……。借金のカタに娘を手篭めにするという時代劇の悪役まがいのことが現代でも行われているということに驚かされる。しかしこの手の事件、案外少なくないようだ。
昨年、2014年2月、警視庁保安課は東京都豊島区池袋のホストクラブ経営者(30)やその母親ら9人を売春防止法違反(管理売春)の容疑などで逮捕した。逮捕容疑は2013年10月30日から11月8日にかけて、母親宅に女性(20)を住まわせ、貸し与えた携帯電話で相手を募り、売春させていたというもの。
他には2010年2月、金を借りにきた女性に売春の仕事を紹介したとして、千葉県松戸市の会社役員(41)が逮捕されている。逮捕容疑は2008年9月、借金を申し出た無職女性(23)に対し、「金を貸してほしいなら、俺が紹介するソープで働け」と知人の経営する風俗店を紹介。不特定の客を相手に売春をさせたというものだ。
「金」という弱みにつけこんで女性をもてあそんだ、極めて卑劣なこれらの事件。とかく性と金は密接に結びついているということを再認識させられる。